成熟した人格とはどんなもの?

■ゲシュタルト療法■

ゲシュタルト療法の考え方の中に「成熟した人格」という考え方があります。「成熟した人格の持ち主は、その人がその人らしく行動でき、その人らしく生きることが出来る人格の持ち主である。」という考え方です。この考えと逆のものが「未成熟な人格」です。「未成熟な人格の持ち主は、建前と本音が裏腹で嫌なときでもいやと言えず、自分でも嫌なのかわからなくなっていてそんな自分が嫌いで悩んでいるという人格の持ち主である。」という考え方です。

成熟した人格の持ち主は大体「私は○○がしたい・私は○○だと思います」と言い方をするようです。未成熟な人格の持ち主は大体「私は○○がしたい・私は○○だと思います」という言い方をしないようです。ここからも読み取れるかもしれませんが成熟した人格の持ち主はいつも自分の人生を生きています。今自分が何をしたいのかしたくないのか、気分が良いのか悪いのかを自分でよくわかっています。

未成熟な人格の持ち主は、自分の人生を生ききれていないことが多いようです。今自分が気分が良いのか悪いのかを自分でわかっていないため、後で自分自身が傷ついていることに気づくといった人生を歩みがちです。

成熟した人格を目指す・近づくことで自分の内面がわかり、精神的に健康なのか不健康なのかがわかるようになってくるのではないでしょうか。また、「今、自分は何をするべきだろうか」といった自分を客観的に見ることができる状態にあるということにもなるのではないでしょうか。

 


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