認知のゆがみ

■認知のゆがみとは■

あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。「認知のゆがみ」にはいくつもの種類がありますが、主な例を紹介します。

  1. 「すべてかゼロか」思考・・・「良いか悪いか」「完全か不完全か」といった二者択一的な思考のことです
  2. 「拡大解釈と過小評価」・・・自分の短所を過大に考え、長所を過小に評価してしまう思考のことです
  3. 「感情的決めつけ」・・・「自分自身がこうなのだから、現実もこうなのだ」と考えてしまう思考のことです
  4. 「一般化のしすぎ」・・・一つか二つの良くない出来事を、何度も繰り返し起きている出来事のように感じてしまう思考のことです
  5. 「自己関連付け」・・・自分に無関係な出来事であっても、自分自身に関係があるように判断してしまう思考のことです

ここで紹介した5つの「認知のゆがみ」に当てはまる部分が、自分自身の中にあるかもしれません。もちろん「認知のゆがみ」はこの5つ以外にも種類があります。

自分が「認知のゆがみ」に気づくことは大切なことです。「当てはまった、どうしよう」と落ち込むことはありません。気づいたことによって改善の足がかりになることがあるからです。「認知のゆがみ」は心の病の原因や悪化させている要因になっていることも多く、それ自身に気がついていない事もあるようです。「認知のゆがみ」を少しずつ改善することで、ゆがみは個性に変えていけます。

偏っているゆがみを個性に変えていくことがひとりでは、難しい困難だなと感じたらカウンセリングを使うこも考えてもいいかもしれませんね。


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